ここ数年、国内でも女性アスリートのサポート体制が強化されつつあります。慶應義塾体育会でも女子部員が年々増加しており、学内に女子特有の悩みを気軽に相談できる場が必要であると考えました。女子部員の悩みに寄り添い、安心してスポーツに取り組めるようにサポートします。

女子アスリートサポート開設にあたって

女性には、女性ならではのケガや病気、不調の原因があります。
ちょっと気になっていることはあるのだけれど、どこに行ったらいいかわからず相談できる場所がなく、そのままになっている。
そんなお悩みをまずは気軽に相談できる場として「女性アスリートサポート」窓口を設けました。
たとえば、まだ一度も月経がない、また、初潮はあったが、しばらく止まっているという「無月経」や、生理周期が一定しないという「生理不順」、「生理痛」や「月経過多」などの月経トラブルはトップ選手に限ったことではありません。もう慣れているから病院にいくほどではない、と思っているひとも少なくないですが、無月経は将来不妊や骨粗しょう症の原因になることもあり、専門家への相談が必要です。
月経前のイライラ・落ち込み・過食などの「月経前症候群(PMS)」についても、日常生活や練習・試合に支障がでるほどひどい場合は、薬でコントロールすることも可能です。月経トラブルには婦人科の病気が原因のこともあるので、まずはお話を聞いて、必要があれば、信頼のできる婦人科の先生をご紹介しています。

また、大学に入って初めての独り暮らしのうえに、部活動と授業と通学。いろいろと今までと違うことも多く、なかなかバランスのとれた必要充分な食事を摂れていないことが不調の原因だったりします。
運動量の割に食事がとれてなくて、生理不順や無月経、疲労骨折を繰り返す・・ということもありますので、食事や栄養の指導も行っています。

部活内での人間関係や監督・コーチとの関わりについての悩みなども、お話しを伺い、専門的なメンタルサポートが必要な場合は、メンタル外来などに紹介することもできます。
女性スタッフがまず窓口となり、内科医師の小熊を中心に、産婦人科や整形外科、メンタル外来の医師と連携して、女子アスリートをサポートします。

どんな悩みでも結構ですので、気軽に相談していただきたいです。

スポーツ医学研究センターでの取り組み

女子アスリートサポート窓口

日時毎週月曜日午後(13時から16時)
場所スポーツ医学研究センター(日吉キャンパス)
担当医師小熊祐子(内科・スポーツドクター)
対象学内でスポーツ活動に勤しむ女子学生
相談内容生理不順や無月経、月経痛や月経前緊張症(PMS)によるコンディショニング不良、体重コントロール、摂食障害、疲労骨折や関節の痛み、腰痛、栄養相談など女性特有の不安や問題なんでも結構です
スタッフ 保健師 伊藤千代美萩原彩
臨床検査技師 常川尚美
健康運動指導士 八木紫
バックアップ体制管理栄養士、アスレチックトレーナー
医学部スポーツ医学総合センター・アスリートストレスマネジメント外来
聖マリアンナ医科大学武蔵小杉病院婦人科
予約方法事前予約を原則としますが、当日の受け入れ、また月曜午後以外も可能です。気軽に、スポーツ医学研究 センターに電話連絡、または窓口で「女性アスリートサポート」とお伝えください(平日8:30-17:00、045-566ー1090)お問い合わせフォームもご利用下さい。

女子アスリート向け教育講座の開催

2017年度
強くなるためのスポーツ医学基礎講座「女性アスリート特有の健康の健康問題:予防と対策」
医学部共催「スポーツによる疲労骨折発生に関する調査」報告会
2018年度
強くなるためのスポーツ医学基礎講座「女子アスリートの健康と栄養」
2019年度
強くなるためのスポーツ医学基礎講座「女子アスリートの健康と栄養」開催予定

女子アスリート向け情報(おすすめリンク集)

一般社団法人女性アスリート健康支援委員会
「女性アスリートのための月経対策ハンドブック」や「女性アスリートの今と未来をまもる(月経とスポーツについての健康情報)」など女性アスリート向けのリーフレットなどがダウロードできます。
順天堂大学女性スポーツ研究センター
女性アスリートのセルフマネジメント(自己管理)ツール「女性アスリートダイアリー」がダウンロードできます。
女性アスリートのためのeラーニング
順天堂大学女性スポーツ研究センターが提供する、女性がスポーツをする上で知っておくべき知識を学ぶための学習サポートツール。動画終了後に確認テストがあり、楽しみながら学べます。
ルナルナ
生理日管理アプリやスポーツ女子向けアプリ(大会に向けたコンディション管理をサポート)をダウンロードできます。

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